仲間に感謝の気持ちを伝えられているだろうか。
会社に感謝の習慣が根付けば、社員の幸福度があがり仕事の生産性は向上する。今日は、感謝を伝えることは大事だと分かっていても中々続かない方のために感謝の習慣ができるシンプルな取り組み#morning-thanksを紹介したい。divでも1年以上続いている取り組みで、知り合いの会社でも「これは良い」と取り入れてもらいとても好評だ。
なぜ感謝が大切なのか
感謝を伝えることの最大の効用は「良かったことの再認識」にある。感謝の言葉をもらうと嬉しくてモチベーションがあがるのでやる。相手を喜ばせるためにやる。そう思っている人も多いのではないだろうか。だが、それは間違いだ。
前のエントリーに書いたように人は「自立」を達成せずに幸福になることはない。人から何か与えられることをモチベーションにすることは他者に依存することになる。感謝の言葉をもらえなければ、その人の仕事に価値はないのか。やりがいを失ってしまうのか。そんなことは絶対にない。仮に誰に認められなかったとしても、自分が信じることをやりきることで人は幸せになれる。(とはいえ、会社を良くするために本気で仕事に取り組んでいれば誰かが味方になってくれる)
人はどんな環境にも慣れてしまう生き物だ。どんな豪邸に住んでいても長年住めば何も感じなくなるだろうし、豪華な食事も每日食べていると飽きてしまう。逆に、辛いことも完全に慣れることはなくとも、習慣化することで抵抗がなくなっていく。
そしてそれは職場の仲間への感謝の念も同様だ。やがて何も感じなくなってしまう。素晴らしい目立った成果を出した人への感謝するのは簡単だ。ただそんな人ばかりではない。当たり前のことを当たり前に継続している人も、同じ会社を支える感謝すべき存在のはずだ。なのにいつの間にか「仕事なんだからやって当たり前」という考えになってしまってはいないだろうか。
「やって当たり前」という考えは相手の立場にたっていない自己中心的は発想だ。仲間だけじゃなく、お客さん、友達、家族、たまたま入ったコンビニの店員さんにまで、「やって当たり前」なんてことはない。どんな人にも必ず感謝すべきことがある。
仲間に感謝を伝えると、自分が感謝すべき仲間に囲まれた恵まれた環境にいると再認識することができる。自分が恵まれた環境にいると感じることができれば、幸福度があがり仕事にも身が入る。感謝を伝えて失うものは何もない。従業員間で感謝を伝える頻度が高いほど企業の生産性があがるはずだ。
#morning-thanksのやり方
#morning-thanksはSlack、ChatWork、Skypeなどの社内チャットをつかったとてもシンプルな取り組みだ。必ず上で書いた「なぜやるのか」を全員が理解した上で初めてほしい。
やり方は、
①#morning-thanksというチャンネルをつくる
②朝、決まった時間に3分時間をとり感謝の文章を投稿する。
これだけだ。
①#morning-thanksというチャンネルをつくる
社内でチャットツールを導入している企業は多いはずだ。そこで#morning-thanksというオープンな誰でもみれるチャンネルをつくる。人数が20〜30人以上になる場合はチームごとにわけるのがおすすめだ。営業チームなら#sales-morning-thanksみたいな名前をつけるといいだろう。
②朝、決まった時間に3分時間をとり感謝の文章を投稿する。
どのように投稿していくのか見てもらったほうが早い。
毎朝、同じ時間に感謝を書く時間をとる
朝に取り組むのは1日仕事の始まりを明るい気持ちでスタートできるからだ。投稿前にはぜひ記入時間をとってほしい。投稿期限だけをつくると遅刻や他業務などで結局やらなくなってしまう。div社では毎朝9時30分〜33分までは#morning-thanksを書いて投稿する時間と決めている。その結果、全員が毎朝もれなく投稿する習慣が継続している。
フォーマットは自由、気持ちを込めて書く
弊社では【感謝】と書いてその下に箇条書きで記述することが多い。ただこれに限らなくてもいいだろう。例えば一人の人への感謝をしっかりと書くなども問題ない。出来る限り具体的なエピソードをふくめてどういったところが素晴らしかったのか書けると良い。ふざけたネタ投稿が増えないように気をつけたい。
以上が#mornign-thanksのやり方だ。なんだこれだけかと思うかもしれないが、粘り強く継続すると複利のように会社の雰囲気がよくなり、明るい気持ちで仕事を開始できるようになる。
チャット上だけではなく、対面でもありがとうを言葉にして伝える習慣も大切だ。しかし、対面での感謝はお互いに照れが出てしまい、最初から社員全員が取り組む習慣にするのは難しい。なので、まずは#morning-thanksで感謝を伝える文化を根付かせることからはじめる。すると、自然と対面でも伝える機会が多くなっていく。
PS
慣れ(偏見)をなくすという意味では近年注目されている、瞑想等によるマインドフルネスも同様の効果がある。あわせて会社に取り入れてみてもよさそうだ。
感謝にあふれた世界をつくる仲間募集!
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