幸せは自立からはじまる


今、あなたは最高に幸せか

「今、あなたは最高に幸せか?」そう聞かれてあなたはYESと答えられますか?。いろんなところで質問しているとYESと答える人は少ない。10人いたら2〜3人程度だ。一度の人生、幸せに生きていきたいと思わない人はいないはずだ。なのに放置しているのは、どうすれば良いのか分からないのではないか。今日は「自立によって幸福に生きることができる」という考え方を共有したい。

「自立」を意識することで人生は大きく変化した

かくいう自分は自信をもって「最高に幸せ」と答えられる。特に会社を創業した22歳から現在にかけてはどの瞬間を切り取っても最高に幸せだ。どんなにネガティブなことがあっても落ち込まずにいられる。懇親会などで「若いのにどうしてそんなに達観した考え方ができるんですか」と聞かれることもある。自分は生まれてきたときからずっとポジティブな性格だったわけではない。むしろ人の顔色が気になってしかたがない臆病な性格でそれを隠すために強がっているような人間だった。しかし、ある日を境に「自立」を意識するようになり人生は大きく変化してきた。

人生における成功とはいかに自分の信念をいかに貫いたかで決まる

22歳の起業直前、悩んでいた。漠然と大きいことがしたいとITベンチャーの道に進んだ。プログラミングも身につけた。しかし、インターン先の社長や先輩社員を比べてもまだまだ実力不足。こんな未熟な自分が成功するわけない、もっと成長しなければ。そんなことばかりを考えていた。そんな中、岡本太郎「自分の中に毒を持て」という一冊の本が自分の人生を変えた。本にはこう書かれていた「人生における成功とは自分の信念をいかに貫いたかで決まる」。心に突き刺さった。失敗したらどうしようなんて考える必要などなかった。結果や他人の心はコントロールできない。考えてうまくいくならみんなビル・ゲイツだ。ならば、自分のやりたいことをやり抜いたかどうかだけを自分の人生の成功の尺度にしよう。22歳の自分の価値観に「自立」へのパラダイムシフトが起きた。そして、内定を辞退して起業を決意する。

自立すればネガティブになることはない

起業からここまで順風満帆な道のりではなかった。給料10万家なし、睡眠2時間、受託案件炎上、サービス失敗、サービス撤退、借金を残してのメンバー離脱。メディアの取材に受けるときは起承転結にするために大変な時期があったと話す。しかし、実際のところは落ち込み、ネガティブになったことは一度もない。やりたいことをやりきってきたと胸を張って言えるからだ。

誤解のないようにいうと、結果にこだわらないわけでも、人の心をないがしろにするわけではない。結果にこだわることも義理人情も大事。ただ最終的な結果は絶対にコントロールできないという腹のくくりが必要だ。何も期待してはいけない。期待することは結果や他者の心に依存することになり自立から遠ざかることになる。自分の行動した結果に見返りを求めることをやめる。見返りを求めないというのは諦めたり悲観するわけではない。「どんな結果も自分を不幸にはしない」「信じたことをやりきることだけが自分を幸せにする」と考えれば、あらゆる結果を受け入れることが出来る。

自己啓発書の共通項

「自立」を目指すことで幸福に生きることを説く自己啓発書は多い。「嫌われる勇気」「7つの習慣」「反応しない練習」これらはそれぞれアドラー心理学、経営コンサルティング、仏教と異なる思想からの自己啓発書にも関わらず酷似した内容が書かれていることに驚く。どんな思想も幸福を突き詰めると「自立」に行き着くのだろう。自分の人生においてコントロールできるものは自分の心しかない。そこを幸福の中心に据えようとするのはあらゆる思想の自然な帰結点なのかもしれない。

幸福度は環境ではなく日々の行動によって決まる

「自立」できると結果や他者の目線を気にしなくなり積極的に行動できるようになる。「データの見えざる手 ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則(矢野 和男)」という本に、人の幸せに影響を与える要因についての分析結果があった。人の幸せについて定量的に分析するポジティブ心理学の研究結果だそうだ。

◎人の幸せを決める3つの要因
遺伝による影響 50%
環境による影響 10%
日々の行動の影響 40%

50%は遺伝による影響。だれから産まれたが大きな影響与えているという。こればかりは仕方がない。

10%は環境による影響。人間関係、お金、健康、社会的なステータスのことを指す。「出世したい」「結婚したい」「金持ちになりたい」など環境要因に幸せを見出しているような人は多いように思える。だが意外なことに、これらは幸福度にわずか10%しか影響を与えない。本によると、人はどんな環境にも適応する力があるので、どんな環境にも慣れてしまうそうだ。先にコントロールできないものとして挙げた「結果」や「人の心」は幸福度に大きな影響を与えない。

最後の残り40%は 日々の行動の影響だ。これは自分から積極的に行動をおこしたか、自ら意図をもって何かをおこなったかどうかだそうだ。遺伝や環境と違い、行動は唯一自分でコントロールすることができる。幸せに生きるには積極的に行動することがもっとも有効だということが研究でも明らかになっている。

自立した人を育てる

自立した人を育てるには「認めつづける」ことが大切だ。社長インタビューでどんな両親にどう育てられたのかと聞かれる事が幾度かあった。気になって母親にどんな教育方針で育てたのかを聞いてみた。驚いたことに教育方針は「自立」だそうだ。確かに思い返してみると自分の意思で決めたことは必ず認めてくれた。両親は図工や美術で独創性のたかい作品をつくれば褒めてくれて、長年続けたバスケ部をやめるときも反対しなかった。両親は自分の意思で道を切り開いていく自信を持たせてくれた。

他人を認めるのは心の度量がいることだ。明らかに間違っていると感じることでも注意するのではなく、話を聞く。誘導尋問ではなく共感に徹する。そうすることで相手は自信を持ち自分で考える自立した人間になる。逆に厳しく注意するだけだと人の顔色ばかり伺う他者に依存した人になっていく。注意した人もまた相手に依存している。部下や子供に「なぜ言うことを聞かないんだ」イライラしている人はまさにこういう状態だ。そういった意味で人を教育する人もまた「自立」している必要があると言える。

あなたは自立しているか

自分は幸せじゃないと思っている人の話を聞くと大抵、何かに依存している。依存することは楽だ。なぜなら、コントロールできないものに振り回される悲劇の自分を演じているだけでいいからである。依存は徐々に自分の首を絞めていくことになる。どこかで勇気をもって自立への道を踏み出さなければならない。

自立には時間が必要だ。ダイエットと同じようなもので意識して行動を続ければすぐに戻ってしまう。自分も本を読んだ瞬間に変わったわけではなく時間をかけて今の思考が形成されてきた。そして今もまだまだ依存してしまう瞬間はあり、日々反省している。 時間が掛かるからこそ、今、自立への道を歩まなければならない。小さなことから始めよう。自分の本心を伝える。小さな挑戦をする。依存し続けてきた日々を崩すところから自立への道は開ける。

■次回
自立は幸せの第一歩。まずはそこから始めなければならない。ただ自立だけでは自分さえ良ければそれでいいという発想になりがちだ。それでは他者との違いを活かして大きな成果を生み出すことはできない。次回は自立に突き進みすぎた結果、引き起こしてしまった自分の失敗を話しつつ「コミュニケーション」や「他者貢献」について書こうと思う。

世界一、人を幸せにする企業になる

株式会社divは理念「人生にサプライズを」、ビジョン「世界一、人を幸せにする企業になる」を掲げた企業です。冒頭で話した「あなたの人生は幸せですか?」という問いに世界の全員が手をあげる世界をつくります。人々が幸せにいきるための一歩目として生産性の高いスキルであるプログラミングを最高の学習効率で教える教育事業TECH::CAMPを運営しています。立ち上げから2年で卒業生は5000人を超え、事業も前年比300%以上で成長しています。全職種、人がまったく足りません。もし少しでも興味を持っていただける方がいればお気軽にご連絡ください!プログラミング教育を皮切りにどうやって世界を変えて行くのかお話しましょう!

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