さて、最近は仕事の生産性、生産性って
いったりしますよね。
でも、それ以前に、チーム全員にやる気があることの方が
大事じゃないですか?
やる気がないと仕事が手に付かないし
提案もでない、すぐ辞めるという悪循環になります。
実は働く人のやる気に最も影響を与えるのは
上司(リーダー)だと言われています。
でも、実は上司って知らず知らずのうちに
部下のやる気をなくす行動をしちゃってるんですよね。
悪気がなくても実は部下はやる気が無くしてるってことよくあります。
やる気を無くさせる行動はたくさんあるなか今回は、
最も部下のやる気を奪ってしまう一番やっちゃいけないNG行動
と、どうしたらNG行動を避けられるのかについて話していきます。
やる気を下げるNG行動第一位
みなさんはどうやったらやる気をなくします?
例えば、高圧的な態度でめちゃくちゃ詰められたりすると、がっかりしちゃいますよね。
たしかに、これもやる気をなくさせちゃうんですけど、第一位ではないんですよね。
じゃあ、部下が仕事のやる気を失う可能性が高い第一はなにかというと
部下への「無関心」です。
1950年台から幸福について研究調査を行い続けるギャラップ社によると、
仕事の熱意を失う危険性が最も高いのは「自分の上司は、部下である自分にまったく関心をもっていない」と感じる人でした。
もし上司が部下の発言にまったく関心がなく、部下がどんな状態にあるか気にしないとしたらそのチームのメンバーの40%以上は、仕事に熱意が持てず、仕事に実害がもたらすことが分かっています。
これついついやっちゃうんですよね。
やっちゃうパターンは2つあって
①仕事ができない部下の放置
②仕事が出来る部下への任せすぎ
まずひとつめの仕事ができない部下への放置に関して。
仕事ができなすぎる部下がいた場合、教える気を失ってしまう気持ちはわかります。
ただ、自分の部下である以上は、どんな相手であっても100%責任を持って向き合うのは上司の仕事です。
この仕事に向かないとか、相性悪いとか見極めるのは人事の仕事であって、上司は考える必要ありません。
ただ、チームの成果を考えたときに
どうしても、できない部下に時間を使えないという場面はあります。
その場合は、部長など上司のさらに上司に今は、どうしても部下の面倒見きれないと報告と指示を仰ぎましょう。
次に2つ目の仕事が出来る部下への任せすぎ放置
自分の感覚としては、こっちのほうが圧倒的に多いと思うのでさらに注意が必要です。
あーこの人には大体仕事任せておけば大丈夫だなーとおもって毎回、簡単な報告を聞くだけで終わっていません?
部下を評価できるのはその上司しかいないわけですから、
どんなに仕事が出来る人だったとしても放置されると、会社からまったく評価されてない
もしくは、何も学ぶことがないと感じちゃいます。
NG行動を避ける方法
NG行動は、部下に「無関心」だと思われることだとわかりました!
でも、それを聞いてこう思っていませんか?
「いやぁ、でも、任せている仕事に口出してもモチベーション落ちるでしょ」って。
こう思った人はは1つ誤解をしています。
「干渉しない」というのは、相手の意見を尊重することであって、放置することではないんですね。
キーワードは「コーチング」です。
具体的に何かを教えることをティーチング、
相手の考えを引き出すことをコーチングと呼びます。
上司が部下にこれはこうしろ、ああしろってティーチングばかりしていると、
仕事が出来る人ほど、もう全部あんたが決めたらいいじゃんってやる気を失います。
だから、こういう場合はコーチングを使います。
何か困っていることはありますか?
仮に目標150%にするにはどうしたらいいと思いますか?
自分が何かアドバイス出来ることはありますか?
とか問いを投げるのです。
答えありきで問いを投げると誘導尋問になるのでだめです。
部下も「質問してるけど、結局、自分の言うことをきかせたいんでしょ?」って不満を持ちます。
だから、自分の考えはすべておいて、謙虚に耳を傾けることがコーチングにおいては重要なんですね。
最低でも週に一回30分は1on1面談の時間をとって、コーチングを行うことを強くおすすめします。
意識ではなくルーティンにすることで放置を避けることができます。
最後で一点だけ、
ただのテクニック論で終わらないために伝えたいことがあります。
それは、上司は部下にとって世界一の上司になれ!ということです。
部下であることは上司にとって当たり前のことではありません。
たった一回の人生の貴重な時間を使ってくれているのです。
部下にとって上司は一人しかいません。
だから、全力で向き合ってください。部下の3倍努力してください。
いつか部下がその上司の部下じゃなくなるときに本当にこの人が上司で良かったと涙を流して感動してもらえるのか。
そのくらいの気持ちで本気でマネジメントに取り組めば、部下がやる気を無くすことなんてありえません。